分かりやすいニュース解説で人気の池上彰さん。
池上さんの話を聞いていると、脳みそにスッと入ってくるというか、腹に落ちるというか、本当に分かりやすいですよね。
でも、どうしてこんなに分かりやすいんでしょう?
国や機関を擬人化したり、具体的な実例をあげるなど、いくつものポイントがあると思いますが、なんといっても1番のポイントは、
「子供にでも分かるような簡単な言葉・言い回しで、ていねいに説明している点」
だと思います。
例えば、ギリシャ経済危機を説明したときは、
「EUの他の国はカンカンに怒りました」
と説明しました。
普通、ニュース解説をするときに「国はカンカンに怒りました」なんて言葉は使いません。
普通だと
「EU統一通貨ユーロ安は全面安を引き起こし、EU各国はユーロ圏防衛のために・・・・」
なんて、聞いていても、よく分からない表現になってしまいます。
ホームページも同じですね。
いいコピーをを書こうとすると、どうしても「かっこいい言葉」や「専門用語」をついつい使ってしまいがちです。
例えば
『匠の技と厳選された素材で・・・・』
なんて書くと、耳当たりも良くて、書いた方も「かっこいい文章が書けた」と満足しがちです。
でも、分かったようで、実際は何にも伝わっていません。
「匠の技って、どんな技なの?」
「厳選された素材って?」
となってしまい、結局読んだ人の胸にひびきません。
池上さんのように分かりやすくするためには、「友達に話すように書くこと」をおすすめします。
友達に話すときに、「匠の技」「厳選された素材」なんていう言葉は、きっと使わないでしょう。
もちろん、むずかしい専門用語も使わないはず。
「カンカンに怒りました」みたいに、あたりまえの『普通の言葉』をたくさん使って、一生懸命伝えようとしますよね。
その結果、10歳の子供にでも、あなたの伝えたいことが伝わるはずです。
だから、「友達に話すように書くこと」。
そうすると、きっと池上さんの解説みたいに分かりやすいホームページになりますよ。
フォーサイトの渡辺
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